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令和元年度 第60回京都府PTA研究大会 綴喜大会

~大会テーマ~

「みんなでみよう 子どもたちの未来」
~みんなが笑顔ですごせる地域社会に~

 
 
 
 

 大会趣旨

 京都府内のPTA会員が一堂に集い、会員相互の交流と学習を通して、教育の原点は家庭教育にあるという自覚のもとに子どもたちの健やかな成長を願い、家庭教育の充実に努める。
 そのためには、学校・家庭・地域社会が連携し、様々な体験活動の充実や地域の人々との絆を深めて、子どもたちを育てる環境づくりに努めるとともに、会員相互が協力し合って豊かな人間性を育むPTA活動を追及する。

 10月27日に第60回京都府PTA研究大会 綴喜大会を京田辺市の田辺中央体育館を中心に開催しました。京都府の北から南まで約1000名のPTA会員が集い、大会趣旨にある家庭教育、学校・地域との連携について、そしてPTA活動のあり方を学びました。

 オープニング

 京田辺市の小学生2~6年生の児童が所属しているKDSC「チアリーディング ラブリーエンジェルズ」の皆様が会場を盛り上げてくださいました。
“P”,“T”,“A”の文字をポンポンで形作ったりと、躍動感あふれるチアリーディングでした。

 開会行事

開会宣言北尾 茂則 実行委員長(綴喜PTA連絡協議会 会長)
主催者挨拶舩川 昇 京都府PTA会長
表彰式PTA活動に顕著な功績をあげられましたPTA会員ならびに団体に、
京都府PTA協議会会長表彰をさせていただきました。今年は13名、
8団体が受賞されました。おめでとうございます。

 来賓祝辞

京都副知事山内 修一
京都府教育委員会委員長橋本 幸三
京田辺市長上村 崇
 
 
 
 

 全体会講演

 『いのちの大切さ~大人がもっと夢を語ろう~』
 小西 博之 氏

 全体会の講演として、俳優の小西博之さんに話していただきました。小西さんは教師を目指していました。その理由が体罰が当たり前の時代に、殴らず、抱きしめて一緒に泣いてくれる先生を見て、自分も教師になりたいと思ったそうです。俳優活動を行う中で重度の病気の子どもの慰問に行ったり、自身のガンとの闘病生活を経て命と向き合うことになりました。
 小西さんは学校で取り組んでいる、いじめ対策のマニュアルには足りないものがあると言います。
それは、
 1番大切な命のマニュアルがない。子どもが死なないマニュアルがいる。
なぜ今の子どもたちは自殺をしてしまうのか?大人が自殺をしている。大人の自殺を報道でみてしまう。子どもが問題を解決する方法として自殺を選んでしまっているのです。
そうならないために、大人はどうすればいいのか。
小西さんは

・大人が夢を持ち、それを子どもに伝えること。
・喜怒哀楽を見せる。大人が泣いたってかまわないことを教える。
・我慢する事が全てでなく、生きている事が素晴らしいと教える。
大人の行動で子どもは変われるし、自殺する子どももなくなるそうです。
小西さんは壇上に上がることなく、ずっと私たちの近くで語っていただきました。

 分科会

 全体会の後は7つの会場で分科会を実施。各地域の単位PTAによる実践発表の他、講演も行われました。他の学校での活動を学ぶと同時に、自分の子どもの学校のPTA活動を発表することでPTA活動の意義や必要性を再認識したのではないでしょうか。参加された保護者の中には、発表の内容を家族に話し、そこから会話が弾んだという報告もあり、伝えることの大切さも感じていただけたと思います。
 発表された各学校の皆様、そして観覧いただいた参加者の皆様に御礼申し上げます。

 
 
 
 

会場外では京都府警察による薬物乱用防止キャンペーンや、京田辺市の社会教育委員の活動を紹介されていました。

大会を賑やかにしてくれた、御当地キャラクター
左から、キララちゃん、茶ッピー、いでたん

 研究大会を通じて多くの学びを得て、そして他地域との交流を通じて保護者同士が理解し合う環境の形成のためにPTAがあると考えます。その目的は子供たちの健やかな成長を願うと共に、保護者もまた成長しあう環境づくりでもあると思います。今回の大会が参加された保護者の皆様に何かを残すことができたなら幸いです。

 最後になりましたが、本大会の運営に御尽力いただきました、京都府教育委員会を始め綴喜地域の教育委員会・学校教職員の皆様、会場を提供いただきました京田辺中央体育館・中央公民館・京田辺市役所・田辺中学校の関係者様、参加された保護者の皆様、そして1年をかけて準備し大会を成功に導いていただきました綴喜のPTA会員の皆様にこの場をお借りしまして御礼申し上げます。