平成24年11月17日:城陽・久御山PTA連絡協議会 第2回家庭教育委員会
「おいしい人生 食 歯 命」
歯が語る。「食生活」と「社会の歪み」
講師:フリーランス歯科衛生士
和 田 美登里 氏
- 郡市連P名 城陽・久御山PTA連絡協議会
- 活動名称 第2回家庭教育委員会
- 主催/共催等 京都府PTA協議会 宇治市連合育友会
- 開催日 平成24年11月17日
- 開催時間 午後2時30分~午後4時30分
- 開催場所 久御山町役場 コンベンションホール
- 参加対象 PTA会員
- 活動内容
*ピカチュウの着ぐるみで登場
黒色のクッキーを食べた後、舌を出すと、真っ黒!
水を口に含ませブクブクした後吐き出すと、水は黒色。2度目は、茶色。
セロリを食べた後、水を口に含ませ吐き出すと、緑色。2度目は、ほぼ透明。
このことから、野菜に含まれる食物繊維が歯の汚れを取ってくれることがわかる。
*講演
虫歯になる要因として、歯質、細菌感染、糖類がある。この3つが重なると、虫歯になる。酸で歯は溶ける。pH5,4以下なら歯は溶ける。
虫歯菌ミュータンスは、たいてい2歳9ヶ月までに家庭内で感染する。感染 させなければ、虫歯になりにくくなる。
虫歯予防は、歯磨きだけでなく、食事から見直さなければならない。何を食べる か、どんな食べ方をするか、どのような調理法かで虫歯のかかりやすさが決まる。
幼児期には、歯と歯の間に隙間があって、永久歯のスペースを確保している。 噛み締める食品をあまり食べないと、顎が発達せず、永久歯のスペースがなく、歯並びが悪くなる。子どもの成長と発達は、口にもあらわれる。
日本人にとっては、ひらがな食「おかあさんだいすきまますてき」で、しっかり咀嚼する食生活を!
*講演の感想
- 口腔内の環境は、胎児期から基礎ができていることに加え、筋力を鍛え、噛む力と回数にこだわることで、全身的な健康が得られることが、よくわかりました。
- 噛みブク実験は、とても劇的で、まさに百聞は一見にしかずでした。
- 本日は、楽しく且つためになるお話を聞かせて頂き、有難うございました。
- 話はおもしろくて、食育の話は感動しました。
「おいしい人生 食 歯 命」