HOME > おたより > 家庭教育委員会だより > 活動報告 >令和元年度 第1回 家庭教育研修会

令和元年度 第1回 家庭教育研修会

令和元年度第1回家庭教育研修会が、9月14日(土)与謝野町にある知遊館(与謝野町立生涯学習センター)で開催されました。与謝地方のPTA会員の皆様に来ていただき、学校そして子ども達に保護者が出来ることをお聞きいただきました。

開会挨拶

京都府PTA会長 舩川 昇

説明

「働き方改革について」
京都府教育庁管理部長 西村文則 様

 学校現場では、来年度からの新学習指導要領の全面実施が始まります。主体的・対話的で深い学びの視点からの学習過程の改善が大きな柱になっています。ただ日本の教育現場は主体的・対話的な授業改善の取組が十分ではありません。また授業改善のための研究が必要にも関わらず、現在のままでも教員の仕事時間は長く、人材不足感が大きいと言われています。教員の志願者の倍率も下降していき、教育の質が危ぶまれます。
 子ども達に「幸せに生きる力を育む」ために、学校・家庭・地域それぞれが役割を分担し、連携・協働を推進していくことが働き方改革の具体策です。教師がゆとりをもって子どもに向き合う時間の確保につながり、教育の質の向上を実現していくということです。そのためには、家庭や地域の理解と協力が欠かせません。保護者である私たちに出来ることは、この研修の参加者一人一人が各学校や地域へ持ち帰り、一緒にがんばろうという人たちをふやしていくことなのだと思いました。少しずつ出来ることから始めてみませんか。

講習

「ネットトラブルを疑似体験してみよう」
京都府警ネット安心アドバイザー 磯崎文 様
補助:岡田典子様ほか京都府警サイバー犯罪対策課の皆様

 子どもが巻き込まれるSNSトラブルが年々増加し、子ども自身が犯罪に巻き込まれない知識と行動力を身につける必要があります。しかし、大人自身が知識不足では、子どもを守ることはできません。今回は、SNSの機器を実際に使って、どのようにトラブルに巻き込まれていくのか。どうすれば回避できるのかを、体験させてもらいました。
① 個人情報が分かる投稿(住所・氏名・生活圏・利用する店舗etc)から、ストーカーの被害に遭う危険性体験
② ネットショッピングの偽サイトと本物のサイトを見分けて詐欺被害に遭わない注意
などを教えてもらいました。安易な書き込みや投稿がどんなに危険か、また偽サイトと本物が見分けがつかないほど巧妙であることに大人自身が大変驚くと共に、子どもに機器を与える親の責任として知っておくべきだと痛感しました。