家庭教育委員長あいさつ
「変化」、毎日のニュースで目にする言 葉です。社会は大きく変わりつつあるの です。しかし、日々の生活の中で変化を 体感することは少なく、大きな時の流れ の中で生活している我々は、社会全体の 流れを感じずに、目の前の生活のみを見 つめているからだと思います。 子育ても昔から言えば変わってきたのだと思います。利便性を追 い求め生活様式が変わったように、家庭も変わったのです。しか し昔から、子どもは毎日生活を共に過ごす親の背中を見て育って きました。この点だけは変わらないのですが、親の背中が変わっ てきたのです。子どもにおいて幼児期の体験や知識は、その後の 生活習慣に大きな影響を与え、物事の判断基準になることがあり ます。より良い社会を作るには、より良い人が必要です。その出 発点が家庭にあります。核家族化や少子化の中、子育ての時間や 知恵が、そして子どもに対する愛情が十分注がれない現代社会を 見ると、変えなくてはいけないものが有ると感じます。子どもに 変化を期待するには、まずは親が、大人が変わることです。親の 背中が変われば、子どもは変わります。本年、家庭教育委員会で は、家庭力向上を目指し参加いただきやすい形で、親の勉強会を 開催し、子育てにお悩みのみなさんに、少しでも前向きの子育て をしていただきたく存じます。「親が変われば子どもが変わる。」