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令和元年度京都府PTA指導者中央研修会

「地域・PTAで見守るあたたかいまなざし」
~見つめ直そう!家庭の役割~

研修テーマ

(1) PTA活動で取り組む子どもの健全育成について
(2) 家庭、学校、地域をつなぐPTA活動の在り方について
(3) PTA活動が活性化する組織の運営や在り方について

令和元年度京都府PTA指導者中央研修会が7月9日(火)に京都国際会館にて開催されました。京都府内の幼稚園・こども園・小・中・義務教育学校・府立学校等のPTA会員、教員など約1,400名もの方々が集まり、社会全体で子どもを育てる環境づくりを目指し、研鑽に努めました。

開催を通じて、家庭・地域そして学校の役割を理解すると共に子どものためのPTA活動の在り方を学び、考える場と成りました。各地域の活動を通じて、研修会での学びを活かしていただければ幸いです。

開会行事
あいさつ
京都府PTA協議会会長 船川 昇
京都府教育委員会会長  橋本 幸三
来賓祝辞
京都府知事       西脇 隆俊
京都府議会議長     田中 英夫
実践発表
「人がつながる 未来につながる
          まちぐるみの教育を支えるPTA」

 維孝館学園 宇治田原町立維孝館中学校PTA

PTA活動を通じて、地元の歴史を学び、特産品や伝統を受け継いでいき、卒業生が講師を務めることで輪廻していき、地元を大切に地域全体で未来を見据えた取り組みに感銘を受けた発表でした。
連携アピール
「これから始まる『竹野小学校 子ども見守りボランティア活動』」
  ~PTA・地域・学校が連携し、できることから始めよう~

 京丹波町立竹野小学校PTA

最近の通学路の安全確保という課題を、学校が地域に働きかけるだけでなく、子供達が有線放送を行う事で、地域の方の関心を高め、地域力を高める事が出来た発表だと感じました。協力を得る。子供達は地域で見守るという、今年度のスローガンに沿った内容だと感じました。

「学校・家庭・地域連携による取組」
 精華町立精華中学校PTCA

PTCA、CはコミュニティのC。
学校をコミュニティの点にして、地域が繋がっていく実践報告でした。
いろんな行事を地域の方と一緒に取り組んだり、授業中、空いた教室で地域の皆さんがサークルなどでコミュニティルームとして活用したりされていました。
子どもたちと地域の方々が日常的に顔を合わせられているのでいつも地域の中に安心感があるのだなと思いました。

「つながり、そしてその先に」
 京都府PTA協議会

すべての子どもが安心して健全な生活をすごすためには家庭・地域・学校の連携が重要であるという考えの下、京都府PTAでは活動を通じて連携していくことを、各専門委員会からアピールをさせていただきました。
文化発表
講談「田辺城篭城の一席」
 舞鶴市立明倫小学校

1600年、現在の舞鶴市にあった丹後田辺城の戦いを、子ども達の力強い声と調子で、臨場感あふれるストーリーを展開していただきました。
講演

「未来を生きる子どもたちのために今、私たちができること」
 ~ころんでも立ち上がれる子はあなたが育てる!~

 一般社団法人家庭教育支援センター ペアレンツキャンプ
 代表理事 水野 達郎

今は子どもの自立が遅れている。特に精神的自立が出来ないことが深刻化しています。親の過干渉や挑戦によるリスクを恐れる等が原因だそうです。自立のために親と子どもが目指すべき使命とは、

 ---親は、自分が死んだときに残された子どもが生きていけるようにすること。

子どもは、挫折することは当たり前、そこから何を学ぶか。出来ないことは他人に助けられ、自分が出来ることは助けてあげる、相互実現を知ること。
そのための具体的なケースを交えて、わかりやすく解説していただきました。

閉会の挨拶
京都府PTA協議会 副会長 川邊 真